AC-11はDNAリペアを促進する「奇跡の成分」

ロナルド・ペロー博士により、キャッツクローの樹皮に含まれるCAEs(カルボキシアルキルエステル)に高いDNA修復作用があることが突き止められ、その成分を効率的に抽出することにより誕生したAC-11ですが、その修復作用をベースとして、さまざまな効果をもたらします。
例えば生活習慣やストレスによるダメージ、紫外線ダメージに対するDNA修復効果、Ⅲ型コラーゲンの生成促進機能、肌の深部からシミを予防するメラニン生成抑制効果など、少し思いついたものを挙げただけでも、枚挙にいとまがありません。
そこでここでは、AC-11がもらたす効果やメカニズムについて、また、なぜAC-11が「奇跡の成分」と呼ばれているかなど、より詳しく説明していきたいと思います。
AC-11がDNA損傷を修復するメカニズム
元来、人間はDNAを修復する機能自体を幾通りかの方法で持ち合わせています。その中の方法の1つとして、「ADPRT」という酵素が、破壊されたDNAを発見し、まずは壊れた部分を切り離し、その後修復酵素が正常な状態に戻します。
ですが、加齢や生活習慣の悪化に伴う活性酸素の増加により、この酵素の働きが衰弱し、修復機能自体が低下の一途をたどります。
つまり、このADPRTを活性化し、DNAが破壊された部分を早く見つけて切除できれば、加齢や活性酸素の増加に伴うDNA修復機能の衰えを補ってくれるわけです。 そしてAC-11はこの酵素を活性化すると考えられています。
皮膚だけでなく体のあらゆる場所のDNA損傷を修復
スウェーデンLUND大学の免疫生物学部、分子生物学科によるヒト試験の結果、酸化ストレスによって切断損傷された血液中のDNAに対し、AC-11による修復亢進効果が確認されました。 全身に送り込まれたAC-11が損傷部位を認識⇒損傷部位の切除⇒新しいDNAを生成という一連の活動をして、皮膚だけでなく、身体のあらゆる箇所で損傷したDNAの修復作業を行っていると考えられています。
【AC-11によるDNA修復促進効果】
[1]健常者にAC-11を8週間摂取させ、採取した血液サンプルに酸化ストレスを負荷し、DNA損傷(=DNA鎖の切断)を起こします。
[2]一定時間経過後の血液サンプルを採取し、修復された正常なDNAの含有率を調べます。
AC-11を摂取した被験者では、正常なDNAの比率が血液サンプルで高まっていました。このことから、生活習慣や環境破壊による酸化ストレスが引き起こすDNA損傷に関して、AC-11は修復を促進する効果が期待できます。
赤ちゃんのような瑞々しい肌へ
コラーゲンはタンパク質の一種で、皮膚表皮の下にある真皮の約70%を占め、真皮の中に網目状のネットワークを作って、肌の弾力を保っています。
真皮に含まれるコラーゲンは主に「Ⅰ型」と「Ⅲ型」があるのですが、Ⅲ型コラーゲンは細くて柔らかい線維状のコラーゲンです。又の名をベビーコラーゲンともいい、赤ちゃんのような潤いのある肌に多く含まれています。
Ⅲ型コラーゲンを増やすことはまさに年齢肌でお悩みの方であればなくてはならないエイジングケアと言えます。AC-11を数日間にわたって投与したところ、Ⅲ型コラーゲンが大幅に増加した、という研究結果が発表されています。
【AC-11によるⅢ型コラーゲン生成促進効果】
・AC-11を添加した培地とAC-11を添加しない培地の2つを用意
・その両方にヒトの皮膚を入れて10日間生存保持させたところ、Ⅲ型コラーゲンが469%も増加
この選択的働きにより、加齢による肌の衰えや肌トラブルの改善が期待されています。
美肌とDNA損傷
DNA損傷は、加齢や様々な生活習慣の悪化、強い紫外線、健康被害などが原因となりますが、そういった影響を特に受けやすいのが皮膚です。
その理由としては、皮膚が体の表面に出ているため、酸化ストレスなどによる見た目の変化が目につきやすいという事が考えられます。
DNAの損傷は、肌組織内のそれぞれの細胞に影響を与えます。例えば、シミやシワの原因となる肌のターンオーバー、メラニンやコラーゲンの生成はDNA損傷に起因します。
また、老化や加齢による皮膚の衰えは、まさにDNA損傷が原因であるといえます。
そういった損傷を修復するAC-11は、現在、サプリメントやドリンクなどに含まれ、一般的な商品として提供されています。
また、美容液や化粧水、クリームなど、皮膚に直接塗布する外用剤としても市販されており、体の内側だけではなく、皮膚表面からもその効果を得ることが可能となっています。
つまり、美肌作りにおける非常に有効な手段として、AC-11のDNA修復効果は欠かせないしものとなっています。
肌老化の原因「日焼け」によるダメージをリセット
メラニンというと「シミの元凶」と思われている場合も多いと思いますが、メラニンそのものはシミの原因とはなりません。
反対に、メラニンが正常に生成されている時は、肌にバリアゾーンが作られ、逆に肌を守ってくれているのです。また、健康な皮膚であれば、ターンオーバーによって、約30日でメラニンも肌の外に排出されます。
強い紫外線を長時間浴び続けると、ターンオーバーが正しく機能せず、新陳代謝が滞ってしまいます。また、それと同時にメラノサイトの数とともにメラニンが多量に発生し、色素沈着が起こり、シミの原因になります。
そこで、スウェーデンLUND大学が実験を行った結果、AC-11が、紫外線ダメージに対するDNA修復促進効果に期待できる、という事を発表しました。
研究の内容としては、ヒト皮膚組織モデルに紫外線を照射してみたところ、AC-11を添加してもDNAは損傷を受けましたが、DNAの修復はAC-11によって強く促進されたのです。
また、人間に対して、日焼けに対する改善効果を評価したところ、AC-11を配合した日焼け止めクリームを塗布した場合、非配合の日焼け止めクリームに比べ、皮膚トラブルの発生率が低下したのです。
新たに発見された、AC-11の育毛効果とは
髪の毛は、伸びるとそのうち抜けて、また新しい髪の毛が生えてくる、というサイクルを繰り返しています。
髪の毛が伸びる時期を成長期、毛根にある毛球が退化する時期を退行期、髪の毛が成長しなくなる休止期の3期があり、このサイクルを「ヘアサイクル」と呼びます。
また、薄毛や脱毛症などは成長期の期間が短くなり、退行期、休止期に移行するため、髪が十分成長できなくなることで起こります。 その原因は、男性の場合は、遺伝・男性ホルモンの異常、女性は不規則な生活やストレスなどです。
また、男女問わず加齢や老化が進むと薄毛は進行してしまいます。 最近の研究で、17型コラーゲンが分解、損傷され、毛包幹細胞も衰えると、薄毛が誘発されるということが分かりました。
ですが、実験の結果、1AC-11が細胞レベルでDNA損傷を抑えることで、17型コラーゲンの働きが維持できるという事が確認されました。